Biennale Arte 2011

ヴェネツィア・ビエンナーレ
イタリアで開催されている国際美術展覧会。

ビエンナーレは2年に一度という意味。
他の国々でもビエンナーレの展覧会がいくつあった。 Wiki参照

磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才

練馬区立美術館で展示中の「磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」を観てきた。

昨日は雨だったので、徒歩で。 こんなに近くにあるのに、今まで一度もこの美術館を訪れたことがなかった。 たまたま別の用事で、美術館の前を通りかかったときに、この展覧会が開催されていることを知って、行くことになった。

雨であったことや平日だったこと、そして、区内の小さな美術館だからか、非常に空いていて、ゆったり観ることができて、良かった☆

また、地方の美術館のちらしやほかの展覧会情報をまとめた冊子などもあって、普段だったら、なかなか知ることができない展覧会の情報を知ることもできた。 この美術館の下にある区立図書館はとっても小さいけれど、美術関係の書籍が他の練馬区内の図書館よりあるようなので、なかなか便利かもしれないと感じた。

さて、磯江氏の絵はどれも写実的、非常にリアルでまるで写真のよう・・・

作品の中には、え?このようなものまで描いちゃうの?と目をそむけたくなるものも実はあった。るーちゃんもそれらの絵は素通り。あまりにもリアルすぎて・・・凝視はできなかった。^^;  すごいな~と思ったのは、物についているほこりや傷、果物が悪くなっていく様子も描かれていること・・・・

以前、ドガ展のときは裸婦の絵をみて、恥ずかしがっていたるーちゃんだが、今回は裸婦の絵をみても恥ずかしがることはなく、じっくり、しっかりと時間をかけて観ていた。

油絵のことはよくわからないけれど、油絵の具は乾くのに時間がかかると聞いたことがあるから、絵を完成させるまでも非常に時間がかかるのだろうな~ 日本とスペインでは日本のほうが湿度があるので、絵の具が乾くのも時間がかかるというコメントがあって、なるほど~と思った。

クロッキー帳も展示されていて、身体の筋肉を表す絵があり、美術解剖学というものがあることを知った。 磯江氏はスペインで美術解剖学のクラスをとっていたそうだ。

美術解剖学の本って探しみるといろいろある。 左写真の本は、アメリカのアマゾンコムで70のレビューがついていて、☆マークが多かった本。写真と図が多く載っているらしい。

こういう関係の本を買うときは、直接中味を確認して買いたい。 るーちゃんは写実的な絵より、自分独自のオリジナルさを表す絵をいずれ書いていきたいそうなので、こういう解剖学の本はあまり必要ないかもしれないが、わたしのほうが実は興味を持っている。

特に筋肉の付き方、重なり具合、流れ、血管の流れなどがよくわかる解剖学の本を欲しいと思っていて(身体の仕組みを理解するために)、今年に入ってから、解剖学関連の書籍やサイトを少しずつ閲覧していて、こういう本ってどんな感じで図や写真が乗っているのかな~と非常に興味がある。

Giovanni Segantiniから

先日イタリアの美術学校でどんな学校があるのかな~と思いつつ、すぐにはわからないのでそのままにしていました。しかし、今日、日曜美術館でジョバンニ・セガンティーニが特集されていて、彼がイタリア人であることがわかり、彼のことを更に詳しく知りたくてネットで調べていたら、彼の卒業した学校の名前があったので、調べてみました。 その学校はミラノで今も運営されている学校でした。

こうやって学校を調べるのもいいかもしれない♪ ちなみに学校の名前は

Accademia di Belle Arti di Brera

が、イタリア語はあまり理解できないので、英語のWikiの情報から学校のことを調べました。1776年に設立された古い国立の学校で、絵画、彫刻、グラフィック、写真などが学べます。いろいろな国から勉強に来ている学生がいるようです。

英語ではBrera Academy と呼ばれています。 日本人で留学している人はいるのだろうかとブレラアカデミーで検索をかけみたら、ここの学校を卒業している日本人の方達も結構いらっしゃるみたい。 日本語ではブレラ国立美術アカデミーとも呼ぶらしい。

Brera Academyの関連リンクから世界の美術学校のリストがWikiにもありました。

List of art schools

メモ:

イタリアの国立大学へ留学する場合:
日本の短大卒程度の学歴または、日本の大学で教養科目2年終了していることが前提。
入学するのは比較的簡単だが、卒業するのが難しい (イタリア人も同じく)

多くのイタリアの大学では、入学の際CILS(チルス)認定証(CILS DUE – B2)が必要

B2 -中級レベルで、日常生活におけるイタリア語でのコミュニケーション言語能力が十分にあることを証明。日常生活の、より広範囲な場所に対応でき、また勉強や仕事において的確に意志の伝達ができる。イタリア語の授業を約250-300時間受講したレベル。このB2レベル以上を持っていると、イタリアの大学留学に際して語学試験を免除される。

CILS- Certificazione di Italiano come Lingua Stranieraの略
イタリア政府が認定するイタリア語の試験で日本でも受験可能。

海外の美大

昨晩は日本の美大のことを調べていました。 大抵みなさん、画塾や美術系の予備校に通って美大を受けていて、現役で受かる人もいるけれど、浪人もいて(これは、ほかの専攻の大学でもそうですが)、塾や予備校へ行かずに独学で美大に受かる人はごく少数のようです。

大学へ行くまでに、画塾や予備校へ行き、画材も費用がかかります。 大学の費用もばかになりません。 課題製作に追われることになるようなので、学生の間はアルバイトは無理でしょう。 我が家は普通の家庭なので、大学まで行かせてあげられるかほんとうに怪しいです。

海外の大学のほうがまだ費用が抑えられるかもと思って、少しだけ調べてみました。まだ調査の途中ですが、今は、インターネットというツールがあるので、ほんとうに便利です。

遥 か大昔自分が留学したときはネットはありませんでしたから、アメリカンセンターへ行って、大学の情報をもらったり、留学関係の雑誌、本から情報を得て、気 になる大学へはすべて手紙を書き、カタログを送ってもらってということをしていました。さらにその街の様子を知るために、商工会議所からも情報を送っても らったこともあります。でも、所詮紙面からしかわかりませんから、実際に現地に行ってみるまではどんな感じかわかりませんでした。

それが、今は大学のサイトを直接見れますし、メールで問い合わせも可能。 すぐに返事も来ます。 大学や街の様子を知るのに、動画で様子を知ることも可能になりました。 便利な世の中になったと感じます☆

最初は英語圏がいいかな~とるーちゃんと話していました。 アメリカだったら、ダーリンの姉夫婦がカリフォルニア州にいるので、そこでステイしながら、大学へ行くという手もあります。 学校へ下見に行くことも可能でしょう♪  イギリスもいいな~と思いました。 最初の1年はファンデーションコースというのがあって、1年いろいろ勉強したのち、専門分野へと進みます。 他のヨーロッパ諸国にも近いので、いろいろな国の美術館巡りもできます。

問題は学費、学費が払えなければ進学できません・・・・

娘は、まだ小学生なので、気が早すぎると思われる方もいらっしゃるかもしれません。何をしたいか本人が決めていなかったら、何もしていないと思います。 いつか彼女がしたいことが見つかるまで待っていたと思います。 しかし、すでにやりたいことが決まっているので、早くから調べて、準備していったほうがいいと思いました。 なぜなら、美大の場合、かなり費用がかかりますので、どのくらいかかるか今からわかったほうが良いと感じました。 ある程度費用を貯めていかないといけないので、それが早くからわかっていれば、いろいろ準備もできますし、無理そうな場合は別のプランを練ることが可能になってきます。

わたしは中学1年のころから留学したいともう決めていて、学生の間は英語の勉強に力を入れていました。絶対留学するんだ~という確固たる気持ちがありました。しかし、親は留学には反対でしたので、社会人になって就職してから、3年間働いてお金をためて、斡旋業者は介さず、自分ですべて調べて、手続きも自分で直接大学にして、1年だけですが、留学しました。 もし、もっと準備期間があって、色々な情報を知っていたら、もっと他の選択や専攻の選び方もできたろうなと後になって思うことがありました。 だから、若いときに、もし、すでにやりたいことがはっきりと決まっているのであれば、今から調べても全然早くないと思います。 むしろ、いろいろな可能性を早くから知っておくと、選択の幅が広がり、より自分のしたい方向性が見えてきます。

今、調べていて良かったな~と思うことがひとつでてきました。

昔、留学のことを調べていて、そういえば、ヨーロッパの国の 中には授業料が無料の大学があったことを思い出しました。 北欧やドイツだったかな。 なので、芸術系で負担が少ない国はないか調べてみると、フランスは比較的安いこと がわかりました。 地元の学生の場合、基本的に学費は無料で登録料や教材などに少しかかるくらいです。 安いけれど、卒業するのは大変らしく、勉強ができなければ、辞めてい く人もいるそうなので、ついていくのは結構大変かもしれません。 しかし、ほんとうにやりたいことなら続くでしょう。 大学へ行く前にフ ランス語の勉強をしながら、国立大学の準備ができるコースがフランスにもあることも知りました。

それで、フランスで勉強することも可能であるという選択肢が増え、今からフランス語を少しずつ勉強していけば、後々何かと楽だろうし、かなり違うでしょう。(本人がフランスへ行きたければですが・・)

日本の美大を目指している人の中には、非常に才能があっても費用が払えないために美大を断念する人たちもいます。でも、フランス語やイタリア語などの語学ができれば、フランスやイタリアの美大へ行ける可能性もでてくるわけです。 費用の安さにわたしはびっくりしました。

フランスの場合、国立の大学は非常に安いです。年間にかかる費用は日本円に換算すると数万円~10万未満でした。

参考にしたサイトはこちら

気になるところはコースの質ですが、そんなに悪いってこともないのではないかな~と思ったりしています。 (これは調べて見ないとわかりませんが・・・)  フランスの美大生たちは美術館を無料で鑑賞できるらしい。 これはいいシステムだと感じました。

イタリアの大学はどんな感じなのかな~。

追記: 2012年3月
安いと書きましたが、ひょっとしたら、海外からの留学生は費用の枠が違う可能性もあるので、もっといろいろ調べてみようと思っています。また、実際、向こうに留学するとなると滞在費もかかります。 今年3月に実際にパリへ行ってみましたが、物価がとても高くてびっくりしました。街全体が芸術の街で美術館も沢山あって、いいところだな~と思いますが、住むとなるとまた違うかもしれないと感じました。

しかし、こどももわたしもまたフランスへは行ってみたい。

パリの街自体はそんなに大きくないので、郊外に住むという手もあるし・・・

まだ、時間もあるし、わくわくしながら、この工程を楽しんでいこうと思います。

ひょっとしたら、またこどもの気持ちにも変化がでてくるかもしれませんし・・・

最近、よく感じることは、どうしたらいいのか・・・と策を探し続けるよりも

自分は何をしたいのか、どうあり続けていたいのか・・・

そこがとっても大切だと感じます。

自分がどう感じていたいのか・・・

そうするとおのずと自分がすべき道が見えてきますし、

そのためには何をすればいいのかと、自然と次へ動くことができます☆

*追記

この記事を書いてから7年の月日が流れ、今年高校を卒業し、2018年9月から現在娘はフランスの高等美術学校へ留学中。Prépaのコースで正規入学に向けて頑張っています。

その後2019年春に複数受験し合格した学校で9月よりとある高等美術学校の正規入学、フランスで美大生となります。

画家になるには・・・

趣味で描いていたけれど、画家になりたくなったという人の質問があって、

この記事は参考になりました。

http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1966849.html

読んでいると、やっぱり画家になる人ってほんの一握りの人であることがわかりました。
日本では芸術家を育てていくというシステムではないことも。

そういえば、海外では芸術家が結構好んで移り住んでる場所、地域があったりするな~

ということをふと思い出しました。

そういうところに住んでいる人たちはどうやって生計を立てているのだろう。

大抵画家だけでは食べていけないでしょうから、

やっぱり他にも仕事をすることになるのでしょうね。

ワシントンナショナルギャラリー

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション
六本木の国立新美術館にて

日本初公開作品約50点を含む全83点を展示。

出品作品の約半数は、創設者アンドリュー・メロンの遺志を受け継いだ娘のエルサ・メロン・ブルースと、息子ポール・メロンのコレクションに帰属。 これだけの点数が館を離れるのは初めて、有り難いことです。

ありがとう~

印象派の絵があるということで、るーちゃんは大興奮。

わたしは今朝は4時に起きたので、美術館に到着するころには眠過ぎて大変でした。 1枚の絵をみるのに、かなり時間をかけて観るので(るーちゃんが)、とっても時間がかかります。わたしは説明を読んで、絵を観て、後ろや横に人が新たにやってくるので、進まなくちゃって気をつかって数分みて終わり。

が、るーちゃんはもう自分の世界に入っていて、絵から離れません。 ^^;

わたしだけ、さ~と先にみていて、少し椅子に腰かけて待っていたくらい。

今回のお気に入りはルノワールの絵のようでした。 わたしも同じく。

特に「踊り子」の絵が好き。モネの絵もよかったな~。

美術館が近所にあったら、毎日でも観に行きたいそう。

9月までやっているので、また行くかもです。^^;

以前から美術系の雑誌が欲しいといわれていて、小学生に理解できる雑誌ってあるのかな~と思っていたら、美術館のショップに「週刊 西洋絵画の巨匠」という薄めのシリーズ本があって、ルノワール、ゴッホ、モネがありました。多少読めない漢字がありますが、絵もいろいろ載っていて、欲しいというので、ルノワールを買ってみました。

他にもいろいろな画家のシリーズがでているようだったので、帰宅後、調べたら、この雑誌はすでに50冊刊行されていて、その中にるーちゃんの好きな画家があったので、更に3人の画家の本を注文。

今から待ち遠しい~とるーちゃんは嬉しそう。